勉強しないことのメリットって?

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勉強しないことのメリットって?


「もう3年生なのに、いくら言っても勉強しないんです。」

 

3回言ってもしないのなら、言ってもムダです。勉強しようと思っているなら、3回言われる間に自分の中でいろいろ考えを巡らせ、4回目の前に行動を起こします。勉強しないのは、単純に勉強したくないからです。勉強しなさいと言ったところで、勉強したくなるわけがありません。

 

どうしたら良いでしょうか?
自分で気づく以外にありません。(たまに30~40年後にやっと気づく人がいますが)

 

人は自分の行動に必ず何らかの意図があります。「○○する」ことに意図があれば、「××しない」ことにも意図があります。その意図は自分にとってメリットをもたらすものです。ただ、そのメリットは無意識レベルにあって、自分自身でも気づいていない場合があります。
”勉強しないという行動”の意図とメリットが分かれば解決策が見つかるかもしれません。

 

人の心はたくさんのパーツで構成されていると見ることができます。いろいろな役割を持ったパーツが組織のように心を作っていて、その一つひとつは”意志”を持っていると考えてください。お母さんのことが大好きで大切にしたいと思っているパーツもあれば、勉強嫌いのパーツもあります。
その勉強嫌いのパーツと対話をしてみます。

 

「目を閉じて、深呼吸をして、自分の内側に意識を向けてみて。心のどこかに”勉強したくない”くんはいない?見つかったら、『話していいかな?』と聞いみて。」
「いたよ。話してもいいよって言ってる。」
「そう。それじゃあ、『勉強しないとどんないいことがあるの?』って聞いてみて。」
「…『自分の時間が持てる。』って言ってる。」
「自分の時間なのね。では『自分の時間を持つことでどんないいことがあるの?』って聞いてみて。」
「……『くつろげる、リラックスできる。』って言っている。家に帰ったらリラックスしたいんだ。」
「リラックスしたいのね。じゃあ今度は、心の中の別なところに、”前向きなアイディアマン”くんはいないか探してみて。きっといるはず。」
「…いたよ。」
「その人に『家でリラックスするには、他にどんなことがあるかな?」って聞いてみて。」
「……『好きな音楽を聞く、スイーツを食べる、猫と遊ぶ。』って言ってる。」
「いい考えね。それじゃ、またさっきの”勉強したくない”君に『好きな音楽を聞きながら、お菓子を側において、猫のミーちゃんの横で勉強するとリラックスできる?』って聞いてみて。」
「…できるって。」
「わぁ、いいわね。でも、このやり方が嫌だって思っている人は心の中にいないかしら?ちょっと聞いてみて。」
「……誰もいないみたい。」
「そう。最後に、好きな音楽を聞きながら、側にお菓子があって、猫のミーが横にいる状態で勉強している姿を想像してみようか。」
「なんか、できそうな気がしてきた。試しにやってみる。」

 

芝居がかっていますが、本人に直接その意図を聞くより、勉強したくないと感じている心を擬人化して、そこと対話させるほうが、本人にも気がついていなかった本当の意図が見つけやすくなることがあります。
心の中のパーツと対話しているときは、意識的なニュートラル状態になって、素直に感じることができるのです。

 

やめたいと思っている行動や嫌な習慣にも必ず本人にとってメリットをもたらす意図があります。それを見つけ、代替案を見つけることで、それまで悩んでいたことから解放されましょう。

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