ゲームに熱中する理由

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ゲームに熱中する理由

先月末から突然、学校が休校となり、多少の家庭学習の課題はあるものの、子どもたちは時間を持て余していることでしょう。外で遊ぶにはまだ寒いですし、1人でどこかに行かせるのも不安があります。そうなると、ゲームに走ります。保護者の方もある程度容認せざるを得ないと思っているのではないでしょうか。
ゲームも節度を守って楽しむ分には問題ありませんが、四六時中、浸りっ放しになっていると、依存症の心配が出てきます。病名が付くほどなので、簡単には戻らないのだと思います。”重症”になる前に、何とか手を打ちたいと考えます。

 

ゲーム依存症になるには原因があるはずです。そこを考えずに、「ゲームはやめなさい」「外で遊びなさい」「本を読みなさい」などと言ったところで、まったく意に介さないのではないでしょうか。

 

すべての行動には必ず、自分にとって利益になる意図があると言われてます。肯定的意図と呼ばれます。積極的にしようとする行動はもちろん、本当はやりたくないのにやってしまうという行動にも、この肯定的な意図があるのです。たとえば、ダイエットしたいのについ甘いものを食べ過ぎてしまう、タバコがやめられない、朝寝坊してしまうなども、頭で考える(意識している)より深いところで、その行動によって得られるものを期待しているのです。子どもの家庭内暴力や不登校にも、そういった肯定的な意図があるはずです。
無理やりその行動を止めさせるのではなく、まずは心の奥にある、肯定的な意図を探ってみましょう。意図が分かれば、解決策も見えてきそうです。

どうしたらいいでしょうか?
難しいことはありません。質問をすればいいのです。そして、そのときの反応を注意深く観察してください。

「ゲームをしてると楽しい?」
「う~ん、楽しい」
「楽しいんだね。ゲームをすると、どんないいことがある?」
「やっている時はドキドキするけど、クリアできたらめっちゃうれしい」
「クリアできたらうれしいのね。他には?」
「そうだなぁ、時間があっという間に過ぎてしまう」
「ゲームをしないと、時間があり余ってしまうってこと?」
「そう。学校が休みで、することがないし」
「もし、やりたいことをやっていいって言ったら何をしたい?」
「ゲーム以外で?うーん、誰かと遊びたい」
「誰と遊びたい?」
「友だち。パパかママでもいいよ」このとき、ちょっと照れ臭そうにしました。

本当はゲームだけをしたいのではなくて、誰かと遊びたかったのです。そして、言いたくても言えずにいたこと。それは、お父さんやお母さんと楽しく遊びたいということのようです。

子育て世代はお仕事の忙しさも人生のピークかもしれません。そんな中でも、1日30分、いえ20分でも家族で一緒に過ごす時間を持てると、違った変化が起きそうですね。

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