勉強は役に立たないという戯言

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勉強は役に立たないという戯言

勉強をするという行動を起こすためには、自分が勉強するための能力があることを認識し、目指すレベルとのギャップを定量的にとらえることが必要です。それと同時に、どのようにして勉強したらよいかを考えます。まずは能力のギャップを把握すること。そうすることではじめて、どのように勉強するかが分かるのです。何がどのくらい不足しているかが分からずに、スーパーに買い物に行くようなものです。結局、無駄な買い物をしてしまいます。

 

能力を意識し、向上させようとする意識が生まれるのは、「なぜそれをするのか?」という問いの答えからです。「なぜ勉強するのか分からない」という疑問を持っている中学生も少なくありません。目的が分からないので、やる気も出ません。単に、「やることになっている」という”既定路線”に対する義務感だけを持っていて、少しでもその義務感を免除できるような状況になれば、まったく勉強しなくなります。たとえ能力があっても、目的がなければ勉強はしません。

 

「勉強は将来の役に立たない」と言い張る子もいます。子どもは将来をまだ経験していないので、大人(おそらく親)からの受け売りでしょう。
勉強が将来の役に立たないというケースが、世の中にどれほどあるでしょうか?アマゾンかニューギニアのジャングルで木の実や動物を獲って暮らすのでしたら、今の勉強はあまり必要ないかもしれません。しかし、この人間社会の中で、社会との調和を取りながら、その一員として生きて行くなら、教育・勉強は必要です。
さらに、現代社会は高度に流動化しています。今のお父さん・お母さんが仕事をしている環境と、その子どもたちが生きていく環境はまったく違うものになるかもしれないのです。

 

話を戻します。
勉強し、学力をつけることは、上の学校に進学する以外にも、仕事に就いたのちに仕事の段取り、進め方、トラブル対処など、あらゆる場面でのものの考え方に役立っています。知識そのものはもちろん、思考力、判断力、表現力は教育によって養われている部分が大きいのです。
勉強が自分の将来の役に立つ、知識は自分人生を豊かにすると考えると、やる気が湧いてくるはずです。それは信念となり、価値観となって、能力への意識や行動への意識をドライブするようになります。

 

子どもの心はピュアです。ピュアな心では、勉強が役に立たないとか、無駄であるなどとは思わないものです。「勉強は自分にとって大切なもの」と考えるようになれば、積極的に取り組むようになり、自立的に学習するようになります。

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