環境を変えたら勉強する?

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環境を変えたら勉強する?

他の部屋からテレビや音楽が大きな音で聞こえてきたり、弟や妹がドタンバタンと遊んでいる音が響いていては、勉強に集中できず、やる気も失います。しかし、静かになるとやる気が出てくるでしょうか?

 

人は環境が悪いと行動が起きにくいものです。環境が変わると行動も変わる場合もありますが、反対に、行動を変えることで環境が変わることのほうが多いのです。

 

環境とは周囲の状況のことです。家庭学習における環境には、勉強できる机とその周囲のもの、学習可能な時間帯、生活音やにおい、照明などの他、学習意欲に影響を与える家族の対応もあります。自分の学習机が散らかっている、汚れているということや、集中力が長く続かない子の目のつくところにゲームやマンガのような”誘惑物”があることも環境の一つです。

 

行動とは言わずも知れた、何をするか、何をしているかです。高い集中力で勉強しているのは一つの行動です。散らかった机を見て勉強をせず寝る、遊ぶというのも行動です。自ら動く場合もありますし、周囲の事がらに反応して何かをすることもあります。

 

熱心に勉強をするようになると、机の上は勉強に必要のないものは除けられ、教科書や参考書などの置き場も整理されるようになります。その他にも勉強することに必要な改善は自ら行うようになります。
つまり、勉強をするために身の回りのものを整理するより、勉強を熱心にすることで、自然と周りのものが整理されていくということが効果的に起こります。そうなることで、さらに勉強が効率的に進むことになります。

 

このことは、人間の意識の作用によるものです。人の意識は階層構造を持っていて、もっとも先に(感覚的に)意識するのは自分の周囲の状況、すなわち環境です。次の意識の対象が行動であって、意識して行動するときはもちろん、自覚がなく行動する場合も、無意識という意識によってコントロールされます。
階層構造になっている理由は、上位の意識が変化すると、その下位の意識も影響を受けるという意味を含みます。

 

このようなことから、環境を変えて行動を変えようとするよりも、行動することで環境を変えるほうが効果的なのです。では、行動を変えるには何を変えるとよいか。それは、能力に対する意識です。

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