悩みごとの”特効薬”はあなたの意識

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悩みごとの”特効薬”はあなたの意識

新型コロナウイルスの感染拡大を防ぐために、休業や在宅勤務、外出自粛が求められる中、家族と過ごす時間が増えてきました。以前は「家族との時間が取れなくて」などと嘆いていたのに、今は「家族と一緒にいることでストレスを感じる」ようになったという報告もあります。不思議ですよね。最愛の家族のはずなのに、一緒にいるのが嫌なんて。

 

それはさておき、子どもといる時間が増えると、悩みごとや問題も出てくるものです。
「朝いつまでも寝ている」「起きたと思ったらゲーム」「勉強はほとんどしない」「使ったら片付けない」「ご飯だけはよく食べる」
おそらく、これらの問題は新たに出てきたものではなく、潜在的な原因があって、何もすることがない休校期間をきっかけに表に出てきたと思われます。
これらの問題を解決しようとして、そのことだけを取り上げてもうまくいかないことが多いです。一見解決したように見えても、形を変えて起きてきたりします。

 

人の意識はその向かう方向で、6段階に分類できると言われています。1つ目は私たちの周りの状況に対する意識。子どもやご主人にイライラする、仕事が辛い、お隣の奥さんが嫌い、というのは自分の周りにある出来事や状態に対する感情です。

2つ目は、子どもが勉強しない、ご主人が家事を手伝ってくれない、甘いものを食べ過ぎてしまう、というような、行動や反応に対する意識です。

3つ目は、あなたが持っている能力に対する意識です。知識、体力、コミュニケーション力などがあり、子どもをうまく育てられない、要領よく行動できない、うまく伝えられない、などがあげられます。

4つ目。いいか悪いか、正しいか正しくないかというような、価値判断や信念に対する意識です。信念は誰でも持っているものですが、生まれたときから少しずつ身につけて来たものですので、自分では気づかないことが多いです。「あなたの信念は何ですか?」と聞かれても、すぐには答えられないかと思います。勉強をしない子は悪い子だ、うちの子のことをよく分かっていない先生が悪い、私はダメな母親だ、というのがこれにあたります。

5つ目は、自分にはどんな役目があるのか、何をする役割なのか、といった自分自身の認識に対する意識です。私は2児の母親である、家事と仕事を両立できる女性である、何のとりえもない主婦である、などと考えるのがこの段階です。

最後は、あなた個人だけではなく、あなたを取り巻く世界(家庭、職場、地域、宇宙など)の中で、あなたが存在する意義、すなわち、あなたがいることで周りにどんな影響を与えているかという意識です。家族にとってかけがえのないお母さん、職場で重要な仕事をする一員、町内会やPTAで活躍するお母さん、などがあります。

 

「子どもが言うことを聞かない」というお悩みは、あなたの周囲に存在する問題です(1つ目の意識)。それを解決しようとするには、その上の意識(2つ目)を変えるのが効果的です。いくら叱っても、怒鳴っても言うことを聞かなければ、その行動を変えてみましょう。子どもが勉強する時間に合わせて、お母さんも何か自分の勉強を始めてみたりします。あるいは、「若い頃、勉強しておけばよかった」と思う失敗談を聞かせるのもよいでしょう。
また、信念や価値観を変えることで、行動まで一気に変わることもあります。私はダメな母親だと思っているとします。ダメか、ダメじゃないかを超えたところに、家族を愛する母親という気持ちを意識できれば、子どもを一生懸命大事にしようと思うようになり、子どもの目線で考えることができるようになります。そして、「本当はどうしたいの?」「どんな子になりたいと思う?」と、子どもの信念・価値観に問いかけをすることで、問題が解決するということはよくあることなのです。

 

悩みごとや問題の多くは、1つ目、2つ目、3つ目の意識によるところがほとんどです。それ自体をピンポイントで解決しようとするのではなく、あなたの信念や価値観といったものへの意識を見つめ直してみましょう。

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