たとえ話を使おう

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学校は春休みに入ります。宿題はあまり出されないので、短い休みですが、のんびり過ごしているのではないでしょうか。
日中、お父さんとお母さんがお仕事に出かけたあとは、子どもたちだけでお留守番というご家庭も多いかと思います。学校の宿題はない、文句をいうお母さんもいない。好きなことをし放題の毎日です。一日中、ゲームをやっているという子も少なくないと思います。
「新学期に向けて、ちゃんと勉強しなさいよ」
そう言い残してお家を出るお母さん。馬耳東風。お母さんのメッセージを、もう少し強く響かせることができればいいですよね。

 

「勉強しなさい」のように、直接的な伝え方では無意識に抵抗・反発が起こるというお話をしてきました。もちろん、素直に受け止める子もいますが、なかなかその通りにできないというのは、抵抗・反発の以前に、メッセージ自体を受け取るところまでいっていないのかもしれません。いわゆる、「右から左」というやつです。印象付けも必要です。

 

ところで、小さいときに聞いたおとぎ話というものは大人になっても心に残っているものです。おとぎ話には「悪いことをしたら罰が下る」というものが多いですよね。子どもはそんな話を聞くとき、主人公を自分に当てはめて考えていたのです。そのことによって、インパクトが強くなり、大きくなっても覚えているということなのです。
つまり、たとえ話というものは、意外に効果が大きいものなのです。

童話の世界では、動物や植物、太陽や月、山や石ころまでも擬人化して語られることが多いです。擬人化というメタファーは人の心に届きやすいのかもしれませんね。そこで、それを利用してみます。

 

・「せっかく自分で選んだドリルが泣いてるわよ」「あのドリル、わたしを見てほしいって思ってるわよ」
本が泣くはずがありませんし、見てほしいなんて思うわけがありません。しかし、ドリルを人に置き換えて考えてしまうので、寂しい思いをさせているかなと感じるかもしれません。

・「この間テレビで、林先生が『春休みは学力アップのチャンスだ』って言ってたわよ」
実際にそんなことを言っていなくても構いません。信頼がおけるような人が言っていたと聞くと、「そうなのかな」と考えてしまいます。

 

わが子がダラダラしているのを見ていると、つい大声で怒鳴ってしまいたくなるものです。「○○しなさい!」と言っても、あまり聞いていないなと思うときは、少し表現を変えてみましょう。間接的であったり、あいまいな表現には心理的に意外な効果があります。同じ言葉を何度も繰り返すより、アプローチを変えたほうが成功確率が上がります。

 

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