学校と家とではぜんぜん態度が違うんですよ。

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学校と家とではぜんぜん態度が違うんですよ。

こんなことをおっしゃるお母さんがいらっしゃいます。

「学校と家とではぜんぜん態度が違うんですよ。」

家にいるときに見ているお子さんの様子と、学校の先生などから聞くお子さんの様子がまったく違うように思えるというのです。家では親の言うことを聞き、兄弟の面倒もよくみてくれているのに、学校では自分勝手な言動をしているようです。または、家にいるときはダラダラしているのに、学校では意外にもリーダシップがあって、みんなの人気者だったりします。それは、大人についてもよく耳にすることです。「会社と自宅では別人のよう。」そんなことを聞いたことがありませんか?
どうしてそんな違いが出てくるのでしょうか?

 

たとえこれまでの人生がそんなに長くない子どもであっても、それまでの経験の中で身につけた、思考や行動のパターンを持っています。自分ではそれに気がつかないことが多いものですが、他人から見ると「アイツらしいな。」ということになります。無意識のうちに、ある種のパターンを身につけてしまっているのです。

 

どのタイミングでそのパターンを身につけるのかというと、良くも悪くも強烈な体験をしたとき、あるいは同じようなことが何度も繰り返されたときです。強烈な体験をすると、それが一瞬で強く脳に書き込まれます。2階の窓から落ちそうになって、そのあと高所恐怖症になったりします。また、それほど強力ではなくても何度も同じことが起きれば、それは次も起こるに違いないと信じてしまいます。3回連続で女性に振られて、女性嫌いになる人もいます。
そのような経験から、心の中に無意識の”フィルター”が作られるのです。そのフィルターを通して見ると、「高いところはものすごく危険」であったり、「世の中の女性は自分のことが大っ嫌い」と思えます。その後は必ずフィルターを通して現実を見るようになるので、現実のある特定の側面しか見えていないことになります。
そして、そのものの見かたこそが、思考や行動のパターンにつながっていくのです。

 

その思考・行動パターンは実に多様です。さらに、一人で複数のパターンを持っているのが普通です。それらは状況によって使い分けています。冒頭のお話で、学校や職場と家での行動が違うのは、置かれている状況が違うからです。
さらに厄介なことに、いつも特定のパターンだけを実行するわけではありません。何かの条件によって、異なるパターンで行動することもあります。ただ、同じような状況では特定のパターンで思考・行動する”傾向”が強いと言えます。

 

コミュニケーションをする相手がどんな思考・行動のパターンを持っているかを知り、それに合わせることができれば、相手は気分が良くなり、あなたの望む方向へ話を持って行くことも可能です。相手は、「あ、この人、自分のことを分かってくれている。」と感じるからです。

 

次回はいくつかの思考・行動のパターンをご紹介します。あなたの周りにも、きっとそのような人がいるはずです。

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