やる気を引き出すコミュニケーション

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やる気を引き出すコミュニケーション

北海道の公立高校は今日が受験日です。これまでやってきたことを信じて、すべての力を出し切ってほしいと思います。そして、今回の受験で、勉強の他にもたくさんのことを学んだことでしょう。それらを糧として、これからの長い人生を歩んでくれたらと思ってます。

 

中学2年生にとっては、受験まで1年を切ったことになります。1年なんて、あっという間です。これまで勉強にあまり関心のなかった子も、「次は自分の番だ」ということに気づき、勉強に対する意識を変える必要があります。

 

お母さんに言われて、しぶしぶ勉強に向かったものの、10分も経たないうちに眠たくなってしまった、ということもあるかと思います。

「なんかやる気が起きなくて」
学習意欲がないことは自覚できているようです。

「そんなこと言ってないで、ちゃんとやりさない!」
このように言われてやる気になるのなら、あまり困らないでしょう。

 

『やる気がなくて困っている』というお母さんの悩み。実によく耳にします。その中で、やる気が出てくるまで待っている、あるいはやる気がないのでしかたがないとおっしゃるお母さんがいます。私はそれは一つの”育児放棄”だと思っています。適切な学習環境を整え、学習意欲を引き出すことも子育ての一環ではないでしょうか。学習教材を買い与え、「勉強しなさい」と言い続けるだけでは、育児としてまったく十分ではないのです。

 

学習意欲を引き出すためには、子どもの年齢や意識や学力によって、段階的にいくつかの方策がありますが、まずは「やる気が起きない」ことについて、子どもに質問してみましょう。頭ごなしに「こうしなさい」と言うよりも、子ども自身の気づきを促すほうが、はるかに効果的です。

「やる気が起きないのかぁ。それは困るわね。いつもなの?」
「いつもじゃないけど。テストの前は勉強するし」
「どんなときに、やる気が起きないの?」
「う~ん。ただ勉強してるだけってときかな」
「ただ勉強してるときって、どんなとき?」
「宿題じゃないし、テストがあるわけでもないから」
「テストの前はやる気が出るのね。どのように?」
「点数を取らなきゃって思う。点数が悪いとカッコ悪いし」
「いい点数を取りたいって思うのね。それって目的とか目標じゃない?」
「そうだね。学校でも目標点を書かされるから…。あ、なにか目標を作ればいいのかも?」
「たとえばどんな?」
「次の学力テストで過去最高点を取るとか。それに、Mくんには負けたくない」
「なんか、よさそうね。何点取るか目標を決めようか?」

 

コミュニケーションには”力”があります。その”力”をうまく使うことができれば、周りの人の日常を豊かにすることができるのです。
効率的な勉強方法みたいなものを探そうとしたり、教材や学習塾に丸投げしたりするよりも、コミュニケーションの力を使って、子どもの気づきとやる気を引き出してみてはどうでしょうか。

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