アドバイスの逆効果

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アドバイスの逆効果

「家での勉強がなかなか進まないです」

この時期になっても、このような悩みを打ち明ける受験生は意外と多いです。やらなければいけないのは分かっているけれど、なかなか勉強が手につかないと言います。あるいは、やらなければならないことがあまりにも多く感じて、何から手をつければいいのか分からないという生徒もいます。ご家庭でもいまいち勉強しないわが子に注意をすると、そんな答えが返ってくることもあるかと思います。

「それはね、もう時間があまりないので、自分の弱点をリストアップして、それらを毎日の学習計画にして…」

このようにアドバイスをしたところで、ピンと来ない子が多いのではないでしょうか?それができないから困っているのです。『そんなことは分かっているんだけなぁ。分かってくれてない…』と感じてしまうかもしれません。そして、せっかくアドバイスしたのに一向に変化の見えない子どもに対して、『もう勝手にしなさい。知らないから!』と見捨てそうになったりするかもしれません。

 

他人にアドバイスをすることは良いことですが、それよりももっと良いのは、相手が自分自身で気づきを得ることです。気づきを得るには、意見やアドバイスよりも、質問が役に立ちます。

「家で勉強が進まないんだ。どんなふうに進まないの?」
「…理科がぜんぜん分からない」
「理科ねぇ。じゃあ、理科で分かるところと分からないところを教えて」
「植物とか動物は分かるけど、力やエネルギーがまったく分からないです」
「そうか、分からないのは力とエネルギーだね。ではそこからやってみようか」

質問を重ねていくと、何もかもが分からないわけではなく、分からない単元は限定できるようです。そして、手がつかないというより、分からないからやりたくないという本音が見え隠れします。そうであれば、分からない状態を少しでも改善できればやる気も出てくるかもしれません。
子どもも質問に答えていくうちに、自分自身でも気がつかなかったことにも気づくことがあるのです。

 

授業が終わってから、「今日の勉強は分かった?」とは聞かないことにしています。的確に返答する生徒もいますが、多くの生徒は自分が抱えている状況を伝えきれません。もっと自分の言葉で表現させます。

「今日はどうだった?」

とてもシンプルな質問ですが、生徒はその質問の答えを一生懸命考えます。そして、一番困ったこと、一番うれしかったことを話してくれます。

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