思ったよりテストができなかった

お問い合わせ
電話番号

思ったよりテストができなかった

期末テストを終えて、思ったより結果が良くなかったという生徒には、いくつかのケースがあるように思います。
1つは、がんばったのに結果に出なかった、やり方が良くなかったと考える生徒。もう1つは、がんばったけれど結果は変わらず、自分の限界だと感じる生徒。別な生徒は、今回は運が悪かったと考えます。その他には環境(先生、家庭、塾など)が原因と考える子もいます。実は、生徒自身だけではなく、同様に考える保護者も少なくありません。

 

前回のブログでも取り上げましたが、悪い結果を運と捉えると、努力する意欲が湧いてきません。環境のせいにする場合はどうでしょうか?同じ環境にいる子どもすべてが、良い結果を得られなかったわけではないはずです。他にもっと大きな影響を与える原因はなかったか。それを先に考えるべきです。

 

能力の限界に関しては、よりナンセンスです。間違えた問題は本当に解くことが不可能な問題だったのでしょうか?そもそも、能力の限界をどのように知ったのでしょう?生来持っている能力であっても、訓練をしなければ生かすことはできません。自分の能力のキャパシティを最大まで使おうとするならば、どのようなトレーニング・学習が必要かを考えなければなりません。つまり、自分の学力を客観的に測ることが必要です。これはメタ認知といわれる能力で、中学生ころから発達してきます。当然、大人は身につけているはずです。

 

何かのしかたを覚えるプロセス(学習)には4段階あり、順に進むとされています。

第1段階は「無意識的無能」といいます。やり方を知らないし、できないという段階です。車の運転でいうと、教習所に通う前の状態です。

第2段階は「意識的無能」といいます。やり方は教えてもらって知ってはいるけれど、できないという段階。教習所でテキストを使って勉強したり、シミュレーターを使って学んでいる状態です。実際の運転はできません。

第3段階は「意識的有能」といわれてます。これは、教えてもらったことを注意を払いながらやると、何とかできるという段階です。教習所の場内で、教官の指示に従って運転している状態といえます。

第4段階は「無意識的有能」です。とくに細かく意識しなくてもできるという段階です。運転免許を取得し、何年も運転して、運転に慣れている状態です。

 

学校のテストで思ったように点数が取れなかったという生徒のほとんどは、上記の第2段階にいると思われます。よくいわれることですが、「知っている」ことと「できる」ことは同じではありません。ここを混同しないようにしなければいけません。
第3段階、第4段階に進むにはさらなる経験、すなわち学習が必要なのです。たとえば、足し算の筆算を思い浮かべてください。細かいことを意識しなくても、正解を導きだせますよね。これが第4段階段階です。
さあ、次の段階に進みましょう。

お問い合わせ

    お名前 (必須)

    必須項目に記入もれがあります。

    必須項目に記入もれがあります。

    電話番号

    必須項目に記入もれがあります。

    メールアドレス

    必須項目に記入もれがあります。

    ※確認のためもう一度入力してください

    確認用のメールアドレスが一致していません

    学年

    必須項目に記入もれがあります。

    ご要望(任意)

    上記の内容を確認して確認・送信ボタンを押してください。