小さな変化を見逃すな

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小さな変化を見逃すな

良いコミュニケーションを行うには、相手との感情的な信頼関係を築くことが大切だというお話をしてきました。信頼がなければ心は開きません。心が開かなければ、本当の想いは伝わりません。うわべだけの言葉のやり取りになってしまい、人間関係そのものが弱体化することもあります。それは親子においても起こりうることです。

 

信頼関係が築けて心が開くと、二人に一体感が生まれます。仲の良いカップルを観察してみてください。一人が飲み物を手にすると、もう一人も同じように飲み物を持ちます。二人とも同じような姿勢で、同じような口調で話しているはずです。一体感が生まれると、自然に動作に現れるのです。

 

しかし困ったことに、信頼関係は一度築くとずっと維持されるものではないのです。会話の展開などによって、信頼関係がなくなったり、再び作られたりします。信頼関係が失われているときに大事な話をしても、きちんと受け止めてくれない可能性があります。そんなときは、相手との信頼関係をもう一度取り戻すことが必要です。

 

ではどのようにして信頼関係が作られたり、失われたりしたことが分かるのでしょうか?

 

大切なポイントは、相手の話す言葉そのものではなく、声の強弱、トーンの高低、話すスピード、表情や視線、姿勢や動作など、言葉以外(非言語)の要素に着目することです。それらの行動は無意識から起きるので、「本音」を示していることが多いのです。
たとえば、「楽しいよ」と言っていても目が笑っていなかったり、「大丈夫」と言ってもくちびるの色が青かったり、「分かった」と言っても視線が向こうを向いていたりしていることは日常的によくあることです。相手のちょっとした変化に気づくことで、相手の無意識の中にある「本音」の存在にも気づけるのです。
上記の例は比較的簡単に気づく動作ですが、もっと細かな部分にも注意を払わなくてはいけません。腕を組むのは防御のサイン、髪をいじるのは関心が薄れてきた証拠、足を組むのは頭を使っているときの反応など、人によっては異なる場合がありますが、いろいろな心理的な意味づけがあります。
さらに細かく、指先や足先の震え、まばたきの回数、視線の向き、口のかたちなど、小さな変化を見逃さないことです。

 

はじめから細かな変化に気づける人は多くはありません。しかし、それは練習によってできるようになるのです。普段お子さんと話をするとき、お子さんの全身と話し方をよく観察し、どのような動きや話し方をしているかをチェックしておきましょう。そして、大事な話をするときには、お子さんの小さな変化をとらえ、信頼関係の有無を確認しながら本題に入っていくのが効果的です。

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