やる気を妨げる苦手意識

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やる気を妨げる苦手意識

「証明問題は苦手なんですぅ」

 

証明問題に限らず、方程式や図形問題、あるいは英語や理科といった教科が苦手という生徒は少なくありません。苦手だと思うのなら、もっと一生懸命勉強したらいいのですが、多くの生徒は勉強しません。分からないから勉強したくない。その勉強から逃れる”免罪符”として「苦手」という言葉を使っているようです。当然、だからといって勉強しなくていいということにはなりません。そうであれば、少しでも苦手意識を和らげることができると、やる気が起きてくるかもしれませんね。

 

今回も前回ご紹介した、アンカリングという手法を使います。
人は(動物も)ある体験をするとき、そのとき使った五感とともに記憶します。同じ刺激(アンカー)が加わると、そのとき抱いた感情や経験全体を思い出します。アルコールの匂いを嗅ぐと、子どもの頃に通った病院を思い出すように。この刺激を意図的に与えることで、必要に応じてそのときの感情や記憶を呼び起こすこともできます。

 

まず、これまでで最高にうまくいったことを思い出します。勉強でもスポーツでも構いません。一つ選んだら、そのときのことを十分に思い出させてください。このとき、お子さんの表情や身体の動きに注目します。いい気分のときには自然とそれが身体に現れるものです。完全にいい気分になっているなと思ったら、肩や背中をポンと叩きます。腕をさするのもいいです。普段、あまりやらないもののほうがいいでしょう。

 

次は、苦手な教科、単元のことを思い出します。いつからそう思うようになったのか。授業がチンプンカンプンだった。練習問題がぜんぜん分からない。勉強したけどテストができなかった。必ず何かきっかけはあるものです。そのときの経験と感情を思い出します。ここでもお子さんの表情や身体の動きを確認します。嫌な気分に浸っているなと思ったら、先ほどの刺激を与えます。肩をポン。そこでお子さんに聞いています。
「どんな感じ?」
嫌な気分と最高の気分が混じりあった、変な気持ちになっているかと思いますが、嫌な気分のほうに意識を向けると以前よりはいくぶん、和らいでいるはずです。
嫌な気分にならないなら、あとは勉強を始めるだけ。苦手が一つなくなります。

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