「ゲーム好きな自分」と話してみる

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「ゲーム好きな自分」と話してみる

小学生くらいの子どもを持つ保護者の中には、子どもがゲームに夢中になりすぎて他のことができないという悩みを抱えているケースがあります。勉強どころか、片づけもできなければ、ご飯も後回しにするくらい、四六時中ゲームをやっている印象があるようです。ゲームをやめないまでも、もう少し時間を減らせないものか、ゲーム以外に喜んで取り組んでくれるものはないかと考えます。

 

本当はやりたくなかったのだけれども、ついやってしまった。まるで、もう一人の自分が勝手にやってしまうような感覚に陥ったことはありませんか?
いわゆる無意識の部分なのですが、それは自分では普段気づかない、自分の奥のほうにいる別の”自分”が行動しているかのように感じます。実は、「もう一人」どころか、自分の中に何人も別の”自分”を抱えていると言われています。自我や自我意識と呼ばれているものです。何か行動をしているときは、特定の自我が自分を占有しているのです。自我意識は状況の変化で入れ替わります。二重人格と言われるものは、それが病的に強烈な反応を引き起こすものだと思います。
いつもはまったく意識することなく、その場に適応した自我意識を持って生活しています。自分がいま、どの自我かを気にすることはないでしょう。しかし、内面に注意を向けてみると、現在の自我意識に気づくことができます。そうなったとき、どういう意図を持って行動をしているのかを知ることもできます。

 

たとえば、つい夜更かしをしてしまう人は、夜更かしをしている最中に、どうして夜更かしをしているのかを、そのときの自我に聞いてみてください。落ち着いた場所で、気持ちを落ち着けたあとで、自分の内面に意識を向けていきます。しばらく息をひそめていると、夜更かしを喜んでいる自我(自分)がいることに気づきます。そして対話を試みてください。どうして夜更かしをしたいのかを聞いてみます。「深夜は静かで落ち着くから」「一人の時間がほしいから」などの答えが返ってくるかもしれません。うすうす感づいていたかもしれませんが、これではっきりと分かりました。
もし夜更かしをやめたいのなら、その自我の要求を満たす、別の方法を考えるといいのです。夜更かし意外で、落ち着ける方法、一人になれる方法を思いつけば、早く眠ることができるはずです。

 

さて、同じように、ゲームに夢中になっているときの子どもは特定の自我意識に「自分」を占有されています。どんな自我意識かは他人からは分かりません。子ども本人が自分の自我と向き合うことが必要です。保護者は子どもと自我との対話をサポートすることは可能です。

静かな落ち着いた場所で、心を落ち着けてから、自分の中にいる「ゲームが好きな自分」を探すように言います。焦らずに時間をかけて内面を探していきます。「いた」と子どもが答えたら、「どうしてゲームがそんなに好きなの?って聞いてみて」と言います。子どもは自分の中の「自分」に話しかけます。するともう一人の「自分」が「わくわくドキドキするから」「嫌なことを考えなくていいから」と答えたとします。そうしたら、さらに聞いてみます。「どうしてわくわくドキドキしたいの?」「嫌なことってなに?」

すると意外な答えが返ってくるかもしれません。「ボクのことをちゃんと見てほしい。分かってほしい」しつけや、良かれと思って言っていたことが、子どもにとっては自分の気持ちを無視していると感じていたのかもしれません。

今度は「ゲームが好きな自分」とは別の、「少し大人な自分」と探してもらいます。どんな子どもにも「少し大人な自分」は必ずいます。うまく見つかったら、「ちゃんと見たり、分かったりするためには何をしてほしい?」と聞いてみます。「ボクの話を最後まで聞いてほしい」「お母さんとお父さんの3人で話をしたい」など、できれば3つくらいアイディアを出してもらいます。

次にもう一度「ゲームが好きな自分」に、「話を最後まで聞いてくれる」「お母さんとお父さんの3人で話をする時間を作る」ことで、嫌なことを考えなくなるかどうかを聞きます。そこで「うん」という答えが返ってくるとOKです。

最後に「もう一度だけ、自分の中に大きな声で、そのアイディアがイケるかどうか聞いてみて。反対する『別の自分』はいる?」と聞いてみます。「いない」と答えたら、きっとゲームの回数は少し減ることでしょう。

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