”ついやってしまうこと”の裏にあるもの

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”ついやってしまうこと”の裏にあるもの

人に余計なことを言ったり、意地悪なことをする子は、そうすることで自分にとって何かいいこと、メリットがあるのです。また、やめたいと思っているのに、ついやってしまう行動にも、自分の利得になるようなことが裏に潜んでいます。そのことに自分自身で気づいていないケースが、非常に多いと言えます。いいこと、メリット、利得を得られる限りは、その行動は止まりません。

 

家に帰ってくるなりゲームを始める子。お母さんが仕事から帰ってくると、宿題をやっていたりしますが、あきらかにゲームで遊んでいた形跡が。本人は勉強もしないといけないと分かってはいるみたいですが、どうしてもゲームに手が伸びてしまうようです。ゲームをしてはいけないということはありませんが、そればかりになって、勉強などの他のことができなくなっていては、そのままにはしておけません。

 

「ゲームばっかりして。いい加減止めなさい。勉強しなさい!」と繰り返せば繰り返すほど、言葉の効果は弱まります。といって、「ゲームは楽しいからしかたないわ」とあきらめますか?あるいは、「自己責任だから」と子育てを放棄するでしょうか?

 

確かにゲームは楽しいものかもしれませんが、他の大事なこともしないでやり続けるのには、何か理由があるはずです。子どもを”ゲーム中毒”から救うために、ゲームをやり続けることのメリット、利得を探ってみることから始めましょう。

 

ゲームを続ける意図を探ります。子どもと2人になり、子どもが自分の心の中に深く入っていける、落ち着いた静かな場所を選びましょう。始める前に、2人がいい雰囲気で打ち解けることが必要です。2人とも他のことを気にしたりせず、以前にあった楽しい出来事などを、一緒に思い出すのもいいかもしれません。その間には、子どもの話し方、しぐさ、感じ方に自然に合わせるようにします。そうすることで、信頼感が深まります。

 

そして、「どうしてゲームをするか、自分の心の中に聞いてみて」と伝えます。答えには時間をかけます。
「楽しいから」と答えるかもしれません。ここから深掘りをしていきます。
「楽しいと感じることで、どんないいことがあるの?」と聞いてみます。子どもですので、ボキャブラリーが豊富ではないかもしれません。できるだけ、やさしい表現を使います。
「わくわくドキドキするから」いろんな表現を引き出します。
「どうして、わくわくドキドキしたいの?」動機を探ります。
「スカッとしたい、ストレス解消かな」大人っぽいことを言うこともありますが、さらに深掘りします
「どんなことがストレスになっているの?」心の中に、隠された暗い感情があるかもしれません。もしそのようなものがあると分かれば、それを消し去るために、ゲーム以外にどんなことができるか話し合います。
多くの場合、親子のコミュニケーションが役立ちます。実は親子のコミュニケーションは、親が思っているより希薄になっている場合があります。コミュニケーションは相互作用です。親が良いと思っていても、子どもそう感じていなければ、コミュニケーションとしては十分ではありません。

 

「お母さんにできることはある?」
こう聞いてみるのもよいことです。お母さんが自分の力になってくれると感じられ、信頼感がさらに深まり、解決へ向かって行くでしょう。

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