実現しやすい目標って?

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実現しやすい目標って?

前回は目標を達成しやすくするためのステップについてお話しました。何となく目標を決めて実行するより、8つのステップに沿って目標を立てると、目標が明確になり、実現により近づくというものでした。
今回は、目標自体にも実現しやすいものと、実現しづらいものがあるというお話をします。

 

望ましい状態(目標)を手に入れるためには、5つの条件があると言われています。

①前向きな表現で表されている
「~しない」で終わる表現の目標は望ましくありません。たとえば、「クラスで10番より下にならない」や「部活を休まない」という表現はよくありません。このような目標を設定すると、厳しいと感じたとき、”抜け道”を探そうとします。「とりあえず10番になればいいや」とか、「部活に少しでも顔を出しておけば休んだことにならない」などと考えるかもしれません。否定文で示されている”反対側”は、本当に望んでいる状態よりも範囲が広いのです。本当はクラスで10番ではなく、もっと上の順位になりたいのではないですか?

②目標は自分自身が主体になっている
目標へのプロセスは自分本人が主体となって、続いて行くものでなくてはいけません。たとえば、「先生か褒められたい」や「○○さんに好かれたい」は、自分以外の人が主体になっています。先生に褒められたり、○○さんから好かれるためには、自分で何ができるかを考えなくてはいけません。

③複数の感覚で知覚できる
人間は五感を使って生活しています。目標が達成されたとき、五感で感じるよろこびがあるはずです。そのとき、どんなふうに感じるでしょうか。それらの感じ方を予測し、期待してください。たとえば、「いつも厳しい先生が『やったな。』と言ってくれる。友達が『すごい!』と笑顔で褒めてくれる。心が熱くなり、『もっとやれるぞ!』という気持ちになる。」のように、視覚、聴覚、体感覚(心が熱い)を用いて、そのときの状態を具体的にイメージします。

④現状で良いところはキープする
ある望ましい状態を得るために、すでに持っている良いものを捨てなければいけないとなると、スムーズに目標に向かって行けません。勉強に集中するあまり、友だちとの楽しい時間が減り、友だち関係がぎくしゃくしては困ります。1週間分の生活時間を見直して、勉強するときはする、友だちと遊ぶ時間も確保する、という工夫をする必要があります。

⑤自分が置かれた状況・環境に合っている
自分にとって望ましい状態が、他の周囲の人たちにとって受け入れられないものだとしたらどうでしょう?みんながハッピーであれば申し分ありませんが、それによって悪い影響を受ける人がいると目標に向かいづらくなります。あるいは、達成してもすぐに放棄してしまうかもしれません。懸念されることがあれば、洗い出しておき、何かしらの対策が必要です。ただ、あなたが順位を上げたことで、誰かが順位を下げることになります。それは仕方ないか(笑)。

 

今までにうまくいった目標は、これらの条件がクリアされていたのではないでしょうか?次に目標を立てるときには、この5つのポイントを意識してみてください。時間をかける必要はありません。リラックスした状態で、10~20分くらいでざっくり考えてください。実現可能性がぐんと上がるはずですよ。

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