やりたいことが分かってきたみたい。

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やりたいことが分かってきたみたい。

公立高校を受験した9人全員が合格しました!
ひやひやした生徒もいましたが、最後まであきらめないでがんばった結果です。よくやりました!おめでとうございます!
来月から始まる高校生活が楽しみな反面、少し不安を感じている生徒がいます。どういうことかと聞くと、勉強にしても、新しい友だちにしても、ちゃんとやっていけるか自信がないと言うのです。当然と言えば、当然のことなのですが、自分の未来がよく見えていないというところに、その原因がありそうです。

中1や中2の時は部活に熱中していましたし、仲の良い友だちとその場その場で楽しい遊びを見つけていました。中3になって受験勉強が始まると、やらなければいけない課題が目の前に山のようにあり、模試の目標点数を取るためにがむしゃらに勉強しました。
合格が決まり、今、目の前には高校の門があります。しかし、その先は何やらはっきりしたものが見えないようです。

そこで、ひとつ聞いてみます。
「高校に入ったら、まず何をやりたい?」
「遊びたい。」
「どのように?」
「友だちを見つけて、街に行く。」
「街では何をするの?」
「買い物したり、お茶飲んだり。」
「それはいつ頃できそう?」
「5月くらい。」
「他にやりたいことは?」
「部活。」
「どんな?」
「まだ決めてないけど…、写真部とか面白そう。」
「なるほど。写真部ではどんなことができるの?」
「いろんな所に撮影に行ったり…、友だちの写真も撮りたい!」
「いいね。それはいつ頃実現できそう?」
「う~ん、夏かな?」
「7月頃?」
「うん、そのくらい。」

やりたいことが少しずつ見えてきました。次はこれらを時間軸に沿って並べてみます。

「OK。今目の前に、未来へ続く道があるとするよ。そこにはいろんなことをしている自分がいる。たとえば、明日の朝、ご飯を食べている自分はどの辺にいるかな?」
「う~ん、1メートルくらい前。」
「何を食べてる?」
「パンと目玉焼き。」
「そうなんだ。じゃあ、さっきの友だちと街へ遊びに行っている5月はどの辺に見える?」
「(3メートルほど先を指しながら)あの辺。」
「いい感じだね。次は、写真部に入ってバンバン写真を撮りまくっている自分はどの辺にいるかな?」
「もう少し先。4メートルくらい。」
「それじゃあ、そこまで歩いてみようか。写真と撮っている自分がいるところまで。」
「うん。…ここかな。」
「どう?」
「カッコいいカメラを持ってる。白いの。公園で遊んでいる友だちを撮ってる。」
「何か聞こえる?」
「友だちの笑い声。噴水の音。シャッターの音。」
「どんな気分?」
「めっちゃ楽しい!」
「よかったね。よし、それじゃ、後ろ向きに歩いて、元の場所に戻ろう。」
「…ここだったかな。」
「もう一度、未来のほうを見てごらん。どんな気持ち?」
「何か前より、やりたいことが分かってきたみたい。大丈夫そう。」
「そうか。よかったね。がんばって。」

誰でも未来においてやりたいことを潜在的に持っているのです。ただそのイメージがはっきりしないために、やりたいこと自体ぼやけてしまい、漠然と未来に不安を感じているのではないでしょうか。
自分は本当は何をしてみたいのか?それはいつ頃、誰と、どこで、どんなふうに?具体的に想像してみてください。そして、そのイメージを自分の前方に置いてみましょう。きっとモチベーションが上がりますよ。

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