友だちの好き嫌い

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友だちの好き嫌い

いつの時代も、子ども同士の間に「あの子は嫌い」「この子は好き」という対人感情はあるものです。嫌いになったり、仲たがいした理由はいろいろあるはずで、それを追求して、何が悪かったのか、どうすればいいのかと思案し、好きになれなくても、普通に接するようにできたほうがいいのに、と親ならみんな考えます。やたらと人を好き嫌いするのも、あまり様子の良いものではありません。できれば、みんなと仲良くやっていってほしいと願います。

しかし、それは相手があることなので、相手の子を何とかして、うちの子と仲良くさせるというのは難しいものです。そうなると、相手を変えることを考えるよりも、自分を変えることで、もう少しうまくつきあえるようにしたほうが早いですよね。

 

良いイメージトレーニングがあります。
まず、子どもに相手の子をイメージさせます。そのイメージは自分の上下左右、前後ろ、どのあたりに見えているか聞いてください。そして、その子はイメージの中で何をしていて、どんな表情をして、何を言っているか聞いてください。よりリアルにイメージさせるのです。

少し休んだあと、今度は大好きな子をイメージします。同じように、どのあたりに見えていて、どんな表情で何をしていて、どんなことを言っているか聞いてください。そのイメージが見えている位置は、嫌な子のイメージと違う場所のはずです。

また少し休んで、先ほどの嫌いな子のイメージをもう一度引き出します。そして、その子をずっと遠くに引き離すようにしてみます。もともと目の前にイメージがあったとすると、思い切って20mくらい離してみましょう。すると、その子の声も小さくなるはずです。できれば、モノクロに変えてしまいます。そして、さらに引き離し、50m先に置いてみます。もう、何を言っているのか、どんな表情をしているのか、よく分からなくなっています。

この状態で、大好きな子のイメージを出してきます。イメージの位置が少し遠いようなら、グッと引き寄せましょう。この時もまだ、嫌いな子のイメージが小さく残っているはずです。その小さくなったイメージを、ドラッグするように持ってきて、大好きな子のイメージにかぶせちゃいます。
嫌いな子のイメージと大好きな子のイメージが一体となって、嫌いな子のことを考えても、あまりイヤな気持ちにならなくなっているはずです。

 

人は五感を通して物事を認識しています。五感にはそれぞれ構成要素があって、たとえば視覚には距離感、大きさ、明るさ、位置などがあり、聴覚には音の大きさ、高さ、テンポの速さなどがあります。イヤなイメージがなかなか頭から離れないというときは、そのイメージの構成要素を弱めに変えてみるのです。反対に、ずっと持ち続けたいというイメージは、その構成要素を強調するように変えれば、もっと良い気分に浸れるようなるはずです。

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