「こんなふうにしたら?」ではやる気が出ない

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「こんなふうにしたら?」ではやる気が出ない

これまでお伝えしてきたように、より明確な目標を持つことで、実現する可能性が高まります。子どもの学習目標であっても、大人の仕事や生活の目標であっても同じことです。そして最も重要なことは、その目標に向かおうとする意志と責任感があることです。立派な目標を立てても、他人事のように感じていてはやる気にはなれません。では、どうすれば意志と責任感を持つことができるのでしょうか。

 

今までの経験の中でいろいろな目標があったかと思います。それらの中には、会社や教師、親のように、自分以外の人が決めた目標も少なくないのではないでしょうか。それらの目標はうまく達成できていたでしょうか?十分に達成した目標もたくさんあると思いますが、うまくいかなかった目標を思い出してみてください。

 

人は自分が所有している、”自分のもの”を大切にします。家庭科で作った、ちょっとよれたエプロンでも、捨てられずに長い間取っておいたという経験はないでしょうか?買ってきたエプロンは、自分が作ったエプロンよりずっときちんとしているのに、ちょっとほつれたくらいで捨ててしまってはいなかったでしょうか?
自分で作ったものには愛着があるのです。自然と、大事にしようという気持ちになります。

 

目標についても同じなのです。会社が立てた目標は納得し、受け入れたつもりでも、どこか”既製品”の感じが残ります。それに対し、自分で決めた目標は自分自身のためのものという感覚が強くなります。そして、そこから”自発性”が生まれます。周りから言われなくても、自分で実行していけるのです。

 

新学期です。学習目標を決めるとき、なかなか目標を立てられない子もいます。そんなとき、イライラして、「こういうのはどう?」と言いたくなります。すると子どもも「あー、いいんじゃない。」と答えたりします。それは子ども自身の目標ではなく、”親の作った”目標です。自発性は生まれにくいのです。

 

子どもに目標を”提供する”のではなく、子どもに考えさせ、それを”助けて”あげてください。
子どもが目標を考えるとき、親は”質問”に徹します。すべてオープンクエッション(5W1H)でたずねます。

「どうなるのが一番いいと思う?」
「それはいつ頃?」
「どうしてそう思うの?」
「どこでやるのがいいの?」
「だれかの助けがほしい?」
「どんなふうにしてするの?」

質問は1回ずつではなく、具体的になるまで繰り返します。答えに時間がかかることも多々あるでしょう。でも、せかさないでください。子どもが答えを見つけるまでじっと待ちます。質問を重ね、目標を明確にしていくのです。子どもは自分で作ったと感じるでしょう。
目標が具体化したら、意志を生む最後の質問をします。

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