親の心、子知らず

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親の心、子知らず

夏休みも残すところ、あと1週間あまり。これからが宿題のヤマ場という生徒もいるかもしれません。せっかくの夏休み。楽しく遊べたのだから、勉強もきっちりやらないと。のんびり過ごしてきても、最後につじつまを合わせられる子であれば見込みがあります。なんとしても仕上げるぞ、というファイトはすばらしいです。とは言え、はじめから計画的に勉強したほうが良いに決まっていますが。
ところで、夏休みのあいだ、何回、あるいは何十回勉強しなさいと言いましたか?地道に勉強して、少しでも勉強の遅れを取り戻してほしいと願うのは親心です。あとで後悔しているわが子を見たくはありません。そんな親の気持ちを知らずに、暇さえあればゲームばかり。どうすればその思い、伝わるのでしょうか?

「今日の勉強、終わったの?」家事をしながら背中越しに聞きます。
「ああ…。」ゲームから目を放しません。
「終わったの?終わってないの?」息子のほうを振り返り、少しイライラして強い口調になります。
「明日やるよ。」相変わらず目はゲームに釘付けです。
「昨日も『明日やる。』って。いい加減にしなさい!」ついに怒鳴ってしまいます。
「うっせいな。」どこかに行ってしまいました。

よくありがちな親子の会話ですが、これではコミュニケーションが成立していません。お母さんの心にある心配や、お子さんのやる気の阻害要因など、お互いに伝わってはいません。

 

相手に何か大切なことを伝えようとするとき、受け取ってくれる相手が自分に対して心を開いていることが必要です。心を開いているとは、信頼し、安心感を持っている状態のことです。相手が心を開いてくれて、はじめてあなたの思いを受け止める準備ができるのです。
たとえ親子であっても、常に心を開いているとは限りません。2人が興味を向けている方向が違ったり、相手が自分のことを理解してくれていないと感じているときなどは、心を閉ざしてしまいます。

しかし、「どうか心を開いて!」とお願いしたところで、そう簡単にはいきません。必死で語りかけても、熱意は伝わるかもしれませんが、心を開いてくれるとは限らないのです。なぜならば、心を開くのは無意識が作用しているからです。無意識のレベルで心は開いていきます。

 

意識をしなくても、お互いに分かりあえるような雰囲気を作りたいですね。それは言葉だけでは足りません。2人のしぐさや表情など、2人を包む空間全体が大切です。
あなたが相手に伝えたいことを持ち出す前に、相手が心を開いてくれるような雰囲気作りが必要なのです。

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