わたし、がんばる!

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わたし、がんばる!

とてもがんばっている生徒がいます。彼女は中学3年生、受験生です。少し遅いですが、夏期講習から続けて通っています。それまでは部活に忙しく、ほとんど勉強はしていなかったようです。だから内申点は真ん中よりやや下のほうで、決して良いとは言えません。1~2年生の勉強もあまり身についていませんでした。
でも今、がんばっています。友達が帰ったあとも、いつも一人残って勉強を続けています。彼女を変えたものは何だったのでしょうか?

「どこの高校に行きたいの?」
「将来は何になりたいと思っているの?」

入塾時に生徒本人に必ず聞くことにしています。
中学3年生でも志望校について明確な目標を持っていない子がいます。夏休みまではむしろ、そういう生徒のほうが多いようです。そんな生徒は高校には行きたいので、勉強は必要と思っています。しかし学力テストの成績が振るわなくても、あまり危機感を持ちません。どこか入れる高校があればと思っているせいか、あまり一生懸命勉強はしません。

 

彼女にも同じ質問をしました。

「○○高校に行きたい。」
「どうしてそう思うの?」
「家から近いし、先輩からいい高校だって聞いたから。」
「近くて、いい高校なんだね。具体的に、どんなふうにいいのだろう?」
「みんな仲が良くて、わいわい楽しそう。学校祭、すっごく盛り上がるんだって。校舎もきれいだし。」
「もし入学できたとしたら、何がしたい?」
「部活をしたいし、バイトもやりたい。勉強はちょっと…」
「部活とバイトをしたいと思ってるんだね。忙しくなりそうだね?」
「あんまりハードじゃない部活にするんだ。そしてファーストフード店でバイトしてみたい。」
「ファーストフード店か。あの紺や赤の制服、似合いそうだね。」
「そう、あの制服を着てみたかったの。できるかな?」
「できると思うよ。それで、高校を卒業したら何がしたい?」
「幼稚園の先生になりたいなって思ってます。」
「幼稚園の先生だね。すてきな仕事だね。どうしてそう思うの?」
「わたし、子どもが好きだし、私の幼稚園の先生がとても優しかったから。わたしと話すとき、いつも手をギュッと握ってくれてた。」
「子どもが好きなんだね。そのためにはどうする?」
「大学に行かなきゃ。」
「そうだね。少なくとも短大に行かないと。そのためには?」
「高校でたくさん勉強しないといけないよね。バイトはできるかな?」
「できるよ。まずは高校に入らないとね。」
「そうか、今から勉強しないといけないですね。わたし、がんばる!」

 

「あなたの話をちゃんと聞いているよ」ということを知らせるために、相手の言葉を繰り返します。そして、こちらからアドバイスをするのではなく、何となく持っている目標のイメージをできるだけ具体化するために質問を重ねます。その質問に答えるうちに、だんだんとイメージがはっきりとしてきて、思いが強くなっていきます。すると、今何が必要かを考えるようになるのです。

何回か受けた学力テストにはまだ明確な成果が見えません。しかし、ポテンシャルは上がって来ていることは分かります。必ず良い結果を手に入れることでしょう。私も全力で応援するつもりです。

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