葛藤 ― 痩せたいのに食べてしまう

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葛藤 ― 痩せたいのに食べてしまう

前々回で、あとで後悔するのについやってしまう、という行動についてお話しました。ギリギリまで宿題をやらずに、締め切り直前で始めても全部はできず、「もっと早くからやっておけばよかった」と後悔します。そこには、宿題を先延ばしにすることで、「自分にとって良いこと」を得ようとする、潜在的な意図があるから同じ行動を繰り返すのです。その意図に気づくと、別な方法で満足するやり方を見つけることもできます。

 

ところで、私たちは日常的に、葛藤を伴う行動をしていると思います。

「痩せたいのに、つい食べてしまう」
「貯金をしたいのに、ついムダなものを買ってしまう」
「成績を上げたいのに、つい勉強をサボってしまう」

自分の意志とは逆の行動であっても、そこには期待すること、自分にとって良いことが潜んでいるのです。それはすでに気づいていることかもしれません。
つい食べてしまうという行動には、満腹という感覚によって満足感を得たい、あるいは大好きなものを食べて幸福感を得たい、と何となく分かっていることもあります。それに気づいているからこそ、葛藤が起きるのです。「どっちも捨てがたい…」ということになります。

 

葛藤が起きているとき、どちらか一方の行動を選択すると、あとで後悔をしたり、嫌な気持ちが残ったりするものです。そんなときは、無理に一方をとるのではなく、2つの”折衷案”を模索してください。どちらも生きる方法を探すのです。

 

貯金をしたいのには意図があります。また、ムダと思うものを買ってしまうことにも意図があるのです。貯金をする意図は、海外旅行に行くということで、ムダなものを買ってしまう意図は、それを使うことで一時でも楽しい気分を味わえることかもしれません。どちらの意図を捨ててしまっても、あまりいい気分にはなれません。うまい”折衷案”があれば、どちらも「そこそこ」満足できるはずです。あとで考えたらムダと思うかもしれないという品物がほしくなったとき、それの中で安めの品物を買います。ほしいなと思った品物との差額を貯金してはどうですか?
痩せたいと思っているときは、低カロリーで一番おいしいものを探してみましょう。勉強をついサボってしまうときは、あまり高い目標ではなく、手の届きそうな成績目標を設定して、勉強時間を10%だけ増やしてみてはどうでしょう?

 

意外と人は、自分自身をうまくコントロールできないものです。そこにはたくさんの意図(自分にとって良いことを得たいという気持ち)があり、ときには相反するものだからです。行動自体を抑制するのではなく、そこにある意図に気づいて、両方を生かす道を探してみましょう。win-winの関係を作るのです。

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