ギリギリになってから宿題をする子

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ギリギリになってから宿題をする子

当塾では、やる気のある生徒には宿題を出します。保護者がやらせたいと思っていても、やる気がなければ宿題を出してもやってきません。結局、その課題は塾で勉強することになります。しかし中には、「宿題を出してください!」と言ってくる生徒もいます。やる気を見せてくれると嬉しいものです。「そうか、分かった。がんばってね。」と言って、無理のない範囲で課題を設定します。

 

ところが、自宅に戻るとなかなか着手しません。どんどん日が経っていき、次の通塾日が近づいてきます。「なんだ、やらないじゃないか。」と思っていたら、通塾日の前日になってようやく宿題を始めます。ギリギリになってから始めるので、全部はできません。やはり、塾でやるか、次回の宿題として持ち越します。
「もっと早くに始めれば、怒られなくてもいいのに。」本人もそう思っているに違いありません。しかし、いつもギリギリにならないとできないようです。
分かっているのに、どうしてできないのでしょうか?

 

人の行動には、やりたいと思ってする行動と、やりたくないのにしてしまう行動があります。テレビゲームをするというのは、通常やりたいと思ってする行動です。また、ついお菓子をたくさん食べてしまうというのは、ダイエットをしているときなどは、やりたくないのにやってしまう行動です。
行動には、自分にとって良いことを期待する意図が伴います。ゲームをする意図とは、敵を打ち負かしてスッキリしたい、勝ち進んでレベルを上げて優越感を得たい、などがあると思います。実はやりたくないのにやってしまう行動にも意図があるのです。ダイエット中にお菓子を食べてしまうのは、大好きな甘いものを食べることでリラックスでき、ストレスの解消になるからかもしれません。
やりたい行動の意図はすぐに分かりますが、やりたくない行動の意図には気づかないのが普通です。しかしやりたくない行動にも、自分にとって良いことを得ようとする意図があるので、ついやってしまうのです。つまり、気づく気づかないにかかわらず、意図があるから行動を起こす、他にその意図を満足する行動を思いつかないので繰り返してしまうということなのです。

 

どうしたらやりたくない行動をしなくて済むようになるのでしょうか?

 

まずは、やりたくない行動をしてしまったときの、「自分にとって良いこと」は何だったのかを考えます。目をつぶって、自分の内面と対話してみます。すぐには気がつかないかもしれませんが、何回か自分自身と対話をするうちに、その「良いこと」が浮かび上がってくるはずです。

 

宿題をギリギリにならないとやらない生徒の「良いこと」は、他の好きなことに時間を使える、塾の直前にやったほうが塾の授業に役立てられる、時間がないほうが集中できる、というものかもしれません。
「やりたくないから(やりたいから)」というのは意図ではありません。感情の結果にしかすぎません。ここでお話しているのは、ネガティブな感情ではなく、あとで後悔するような行動の裏にある「自分によって良いこと」を実現しようとする意図のことです。

 

さて、自分にとって良いことを実現しようとする意図が分かったところで、次にどうするか、です。その意図を満たす代替案を考えます。必ずあるはずです。ゆっくり、何度も考えてみてください。
宿題をやらない生徒の意図が「他の好きなことに時間を使える」だった場合、一日の中で”使える時間”がないかもう一度考えてみます。30分でも見つかればしめたものです。夕食のあと、ただぼぅーっとテレビを見ているかもしれません。食後の休憩として大事なリラックスの時間かもしれませんが、それを”他の好きなこと”に使えないでしょうか?
代替案が見つかれば、それを実行しましょう。そうすると、宿題を先延ばしにすることもなくなるはずです。

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