自然とその気にさせる

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自然とその気にさせる

前回、「勉強しなさい」というような、直接的な指示や命令では、言われたほうは抵抗感を感じるというお話をしました。とくに反抗期でなくても抵抗感は起きます。意識的に判断する余地がある場合、いろいろなことを考え、批判しやすくなり、その結果、反発を引き起こすのです。そうならないようにするには、あえて具体的な表現を使わず、無意識に働きかける間接的な表現が有効です。

「勉強しなさい」の代わりに、他にはどんな言い方があるでしょうか。あなたが向かわせたい方向に、自然と相手を誘導する表現方法があります。

 

「毎日勉強するのは誰にとってもいいことだと思うの。」
毎日勉強しなさい、と言いたいところですが、少し長めの文の中に指示・命令を埋め込むことで、指示のインパクトが緩やかになって、抵抗感が低くなります。

「お母さん、今日はどの教科を勉強するのかなって思ってた。」
何を勉強するの?と聞くよりも、その質問を文章の中に埋め込むとソフトな印象に変わります。言われた相手は、何を勉強するのかと自然に考えます。

「あまり長い時間、勉強しないでね。」
一見、優しい言葉に聞こえますが、聞いたほうはまず、長時間勉強することを考えます。否定文を聞いたとき、人は一度肯定文で理解して、それから取り消すというプロセスを踏みます。

「今日はいつもよりも少しだけたくさん勉強できる?」
たくさん勉強しなさいという代わりに、はい/いいえで答えられる質問をします。はい/いいえの答えとともに、どのくらい勉強しようかを考えることになります。

「昔、おじいちゃんから『全力でやってできないことはない』と言われたわ。」
第三者の言葉(本当のことでなくても構いません)を引用することで、直接伝えるより抵抗が起きにくくなります。そして、その人を信頼しているのなら、「あの人が言うのだから本当だ」と考えるのです。

 

間接的な表現は抽象的な表現を含みます。抽象度を上げると、それだけ受け入れやすくなるから不思議です。ただし、受け取る人によって言葉の意味がやや異なることがよくあります。特に程度や範囲などについては、その人なりの判断がありますので、同じ表現がすべての人に有効とは限りません。コミュニケーションをする相手に応じて、表現方法を工夫することも必要です。

 

 

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