なんか話が合わないな

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なんか話が合わないな

中学生は来月、期末テストが控えています。あと、10日とか、2週間くらいしか時間がありません。準備は進んでいるでしょうか?

中学3年生にとって、今回の期末テストは非常に重要です。私立高校の受験では、2学期までの成績が高校に送られます。今回の期末テストで内申点が確定してしまうということです。志望校のボーダーライン近辺にいる生徒は、ここが一つの勝負どころです。石にかじりついてもがんばらないといけません。

 

「ねぇ、今度の期末テスト、各教科とも10点アップできると、〇〇高校を狙えるのよね?がんばってね。」
「うん。前回みたいに凡ミスしなければ大丈夫だよ。もっとしっかりやらなきゃね。」

よくある、普通の母子の会話ですが、微妙に2人の物事に対する認識の違いがあるのが分かりますか?

 

人は生まれた瞬間から、実に多くの体験をします。たとえ双子であったとしても、個人の体験はまったく同じではありません。それらの体験の積み重ねが、人が物事を認識したり、判断したりすることに影響を与えているという話は、想像に難くないと思います。
人は経験によって学習します。生きていく環境に適応するために、さまざまな判断基準や行動パターンを身につけます。それらはゆっくりと無意識に落ちていきます。「よく考えると分かるはずなのに、あわてていたので失敗した」というのは、まさに無意識による認識、行動をしたことを物語っています。無意識で判断しているので、自分はどのような判断基準に基づいているかなど、気がつかないのが普通です。
人の認識パターンを研究した人によると、実にたくさんの種類があるそうです。自分では気がつかないのに、いつの間にかたくさんの認識パターンを身につけていたというのは驚きではありませんか?

コミュニケーションにおいて、相手の認識パターンに気づき、それにうまく合わせることで、より良いコミュニケーションを築くことができます。自分では気づきづらいのに、他人には分かってしまうというのも、気持ち悪いですね。

 

上記の母子の場合、お母さんは目標・目的を明確にして、それに向かおうとすることにモチベーションを感じるようです。息子さんは、目標はあるにしても、それを達成する上でのリスク(問題・障害)を回避することにやる気を感じています。
会話はここで終わっていますが、2人ともなんとなく共感できていない感じがしているのではないでしょうか。
もし、お母さんが息子さんにうまく合わせるとしたら、次のように言ってみてはいかがでしょう。

「そうよね。前回のテストをもう一度見て、”間違え方”をチェックしてみたらどうかしら?何か傾向が見えるかもよ。そうすると、10点アップするわね。」

認識パターンの違いに良い悪いはありません。単にそういう”傾向がある”ということです。そして、その傾向は0%か100%かではなくて、その間の割合が示すものなのです。
もちろん、自分の認識パターンに気づくことができれば、自分自身を上手にコントロールすることもできますよね。

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