自信がない…
「次の学年末テスト、英語の目標は?」
「60点くらい。」
「低すぎないか?勉強してきたんだから、自信を持って。80点でどう?」
「うん、80点にする。」
次のテストに向けて一生懸命勉強してきたのに、どうもあまり自信がない、ということがありますよね?
一通り勉強したので、知識は頭のどこかに入っているはずですが、うまく引き出せないような気がします。
記憶は保存した場所に何度もアクセスすることで、そこへの通路が太くなっていきます。通路が太いとその場所へたどり着きやすくなりますよね。反対に記憶した場所への通路が細いと、その通路さえ見つけづらくなっています。でも、確かにそこには通路があるのです。
その細い通路を見つける方法。ひとつは自信を持つことだと思います。ちゃんと覚えたという自信。それは記憶への通路を絶対に見つけられるという思いです。その思いがあると、他の記憶を経由しながらでも、目的の記憶にたどり着けるかもしれません。
「ええっと、あのとき勉強したやつだから…。あの単語と一緒に覚えたはず…。たしか、あそこのページの右側に書いてあったな…。ええっと…あっ!思い出した!」
もしかしたら自信がないのではなくて、自信に気づいていないのかもしれません。
自分がやってきたことを振り返ってみてください。力が付いているはずです。その力を発揮できるのは自分だけなのです。自分を信じてください。
「80点取るために、もっと勉強しないとね。」
「…」