テスト、失敗しました。
今回の学年末テストで社会の点数が悪かった生徒がいます。目標点は60点でしたが、それより大幅に下回る26点でした。どこが分からなかったというレベルではありません。全体的にちゃんと覚えていないのです。目標の半分以下では悔しいというより、絶望感のほうが大きいかもしれません。
「社会は大失敗でした。」
「どんな勉強をしたの?」
「教科書を読んだし、ワークもやりました。」
「教科書は読んだだけ?」
「うん。」
こんな結果じゃ全然だめだ、ボクはいつもダメなんだ、などと考えたりします。
本当にそうでしょうか?
今回の結果(26点)から得られたものがありますよ。
まず、今回と同じ勉強のしかたをすると、このくらいの点数しか取れないということ。
もう一つは、ひどい点数を取ると自分を責め、そして絶望感を味わうということ。
テスト前にさかのぼってみましょう。
どのようなことで、そんな勉強をすることになったのか。はじめからそのように勉強しようと思っていたのか。どんなように勉強して、どんな点数を取りたかったのか。
そして、もしその通りにできて、目標点が取れてたらどんな気分ですか?
本来、どのように行動して、どんなふうになりたかったかを考えてみてください。そして、自分を責めたり、絶望したりしないために、今やるべきことは何ですか?
絶望してても先には進みませんよ。