勉強できないやつはダメ人間?
中学の学年末テストが終わりました。みんながんばったので、きっといい結果が出るでしょう。
ちょっとくらい息抜きをしてもいいですよ。気分も身体もリフレッシュして、新学期に向かってまたがんばりましょう。
もしかしたら、今回も良い点数が取れなかったという生徒がいるかもしれません。そんなにサボっているわけではないのですが、毎回テストの成績が良くありません。いわゆる”勉強のできない子”と言われることがあります。
「あいつは勉強ができないからダメだ。」
成績が悪いということで、その子の価値まで判断されてしまうことがあります。勉強ができないと、価値のない人間ということでしょうか。
生まれたということは、望まれてこの世に来たということです。どんな人でも価値ある存在なのです。価値のない人など一人もいません。
勉強ができないのには原因があります。その原因があるから、テストで良い成績を残せないだけです。その子の価値とは関係ありません。たまたまテストで20点を取ったからと言って、その子の価値が下がるわけではありません。
テストの成績が悪いことで、いつも悔しい思いをしているとしたら、それは問題です。その悔しい思いはその子が望んでいるものではないからです。
また、成績が悪いことで親に心配をかけたり、行きたい高校に入ることができないのなら、それも問題です。親を心配させることはその子にとって本意ではありません。行きたい高校に行けなかったことで、その後の人生に後悔を残したり、夢をかなえることが難しくなるかもしれません。
勉強ができないかわりに、他の才能に注目したらよいという話ではありません。それは別な話です。
今、勉強ができないからといって、価値がない人間ではないということです。誰でも勉強をしたらテストで点数を取ることができます。その勉強をするかしないかだけです。
良い成績が取れなくて、悔しい思いをしたり、親に心配をかけて困っているのなら、そうならないように変えていかないといけませんよね。その思いが変化へのエネルギーになります。