不安な気持ちを追い払う

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不安な気持ちを追い払う

入試や学年末テストが近づいてきました。普段から勉強してきたのに、どこか不安を感じる頃でもあります。「分からない問題ばかり出たらどうしよう」、「たくさん間違えてしまったらどうしよう」と心配は募ります。「大丈夫だって。ちゃんと勉強したんだから」などと励ましても、上の空だったりします。実力を発揮するのを、弱気が邪魔しているのです。

 

意識、気持ちは人の行動に大きな影響を与えます。「ダメだ、できない」と思っては、できることもできなくなってしまうことがよくあります。反対に、「オレならできる」と思っていたら、それまで半分くらいしかできなかったことでも、できてしまうことがあるものです。オリンピック選手や一流のプロ選手は競技の前に、「自分は絶対にできる」と信じているそうです。そのとき、前回お話した、以前にうまくいったときにやったのと同じ動作を繰り返すのです。

 

そうです、試験も同じです。自分の力を存分に発揮するには、それまでに何かうまくやり遂げたときの気持ちを呼び起こせばいいのです。

 

まず、うまくできたときの動作・しぐさを決めます。身体に多少の刺激があって、普段あまりしない動作で、大げさでないものがいいです。たとえば、肩か二の腕をギュッとつかむとか、耳たぶを引っ張るとか。
動作・しぐさが決まったら、普段の生活の中で、「やった!」と喜んだ瞬間にその動作をします。難しい問題が自力で解けたとき、模擬テストで良い点数が取れたとき、ゲームに勝ったときなどです。「やった!」という出来事がなくても、以前には何かありませんでしたか?その時の喜びを思い出してみてください。気持ちが盛り上がってきたところで、事前に決めた動作・しぐさをします。
それを何回か繰り返します。そして、気持ちが落ち着いているときに、その動作をしてみてください。あのときの嬉しい気持ち、喜びが湧いてくるはずです。そうなると、もう大丈夫。試験前に緊張しすぎているなと感じたときは、その動作をしましょう。気持ちが高まり、やる気が満ちてくることでしょう。

 

繰り返される五感の刺激 、あるいは強烈な刺激を伴う経験は無意識の中に記憶され、その刺激を受けたときに特定の反応を起こすことはよくあることです。ケーキの写真を見るとよだれが出てきたり、線香の香りをかぐと亡くなったおばあちゃんを思い出して悲しくなるなどが良い例です。
自ら意図的に刺激を作り出して、ポジティブな気持ちを結びつけることで、その刺激を受けたときに得たい反応を呼び起こすもできるのです。

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