嫌な気持ちを弱める
今回はお母さんご自身のこと。
お子さんの成績や勉強について、ご主人と言い争いやケンカになったことはありませんか?
お母さんは毎日の生活の中で、もっとも長い時間お子さんと接していて、その様子をもっともよく分かっているはずです。それなのに、ご主人はお仕事で忙しいのは分かりますが、ろくに子どもと話もしてないのに、ああしろ、こうしろと、勝手なことばかり言って。あなたの苦労も知らず、何も分かってないくせに。
お母さんも気づいているように、お父さんだって子どものことが心配です。自分の経験や同僚のお子さんの話などを聞いて、最善の方法で勉強させたいと思っているはずです。
どのように話し合いをしたらよいかはひとまず置いておいて、ケンカした時のことを思い出して嫌な気持ちになるのを何とかしたくないですか?思い出すたびにムカつくこと自体、ムカつきますよね?(笑)
気持ちの強さを変える心のトレーニングがあります。
まず、ご主人とケンカした時のことを思い出してください。思い出したイメージは、まさにケンカの真っ最中で、目の前に怒っているご主人がいませんか?ご主人との距離は2~3mくらい。声も大きく聞こえます。またムカついてきましたね?
そこで、あなたの頭の中でそのイメージを少し遠ざけてみてください。まずは10mくらい。同時に声も小さくなりました。どうでしょう、少し嫌な気持ちが弱まりませんか?さらに背景をピンクかクリーム色に変えて、BGMにピコ太郎のPPAPを流してみてください。もうムカつきませんよね?
2、3回繰り返してみると、たとえケンカを思い出しても、以前のような嫌な気持ちならないでしょう。
このように、ケンカした相手に何を求めるわけでもなく(今さら文句を言っても何も変わりません)、ケンカした時の記憶からの受け止め方を変えると、気持ちを変えることができます。ケンカした事実は変えることができませんが、あなた自身の気持ちをコントロールできれば、少し快適に過ごして行けそうです。
もちろんケンカだけではなく、思い出したくもない嫌な思い出に苦しめられているならば、この方法を試してみてください。必ず気持ちが楽になりますよ。